「この国の国民で良かった」
昨日、ヨットで太平洋を横断しようとして遭難、救助された辛坊治郎さんの会見の言葉だ。
本人は実感として、命が助かった事に対しての素直な気持ちだったと思う。
でもこの言葉、意味深い言葉だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130621-00000124-spnannex-ent
ニュースキャスター辛坊治郎さん(57)と全盲のセーラー岩本光弘さん(46)の乗った小型ヨットが太平洋横断中に遭難した事故で、海上自衛隊の航空機に救助さ
れた2人が午後10時半ごろ、神奈川県の海自厚木基地に着き、会見を行った。
厚木基地に到着「ご迷惑をおかけしました」
辛坊さんはまず「本当にたくさんの方にご迷惑をおかけいたしました。たった二人の命を何百人で救ってくれた。本当に海上自衛隊、海上保安庁の皆様には感謝しています。4メートルの波の中を助けていただいて本当にありがとうございました」と感謝と謝罪を口にした。「気力はあるし、食料も水も1週間くらいは大丈夫という読みはあったんですけど、体温が下がって明日までもつかなという思いがありました」と状況を振り返り、「“あ、帰れる”もうその一言で。こんな言い方がいいかどうかわかりませんけど、この国の国民であって良かったなと思いました」と救助船がやってきたときの心境を声をつまらせながら告白した。
「この国の国民で良かった」事のその一。
一般市民でもヨットを持てるくらい裕福な国であること。食べることだけに一生懸命、その日を過ごすような国ではヨットを持つことなど、金持ちにしかできない。
「この国の国民で良かった」事のその二。
外国に簡単に行けること。お金さえあれば、ヨットに限らず、飛行機や豪華客船で簡単に外国へ行ける。物見遊山の旅行もできるし、冒険もできるのだ。
国によっては、国民が簡単に外国へ行くことなど、むつかしい国がある。
「この国の国民で良かった」事のその三。
人命第一。行政に限らず、多くの国民の意識には人命第一という基本的な理念が根付いている。現行憲法の成果である。国民ひとりひとりの命が大切にされることで、国体が成り立っている。
国によっては、国民の命など、国家のためということで平気で犠牲にする国がある。
「この国の国民で良かった」事のその四。
自国の救助機を太平洋の真ん中まで、何度も往復できるだけの技術と予算を持っていること。機械的な技術だけでなく、人的な技術という事も。
「この国の国民で良かった」
たしかに私もそう思う。
凶悪犯罪も少なく、戦争もない。環境はいいし、生活水準も高い。教育程度も高く、福祉も充実している。自由で何をしてもいいし、表現の自由もある。どんな仕事に就こうと本人の自由だし、情報も整理できないくらいいっぱい溢れている。食の面でも贅沢できるし、飢えることもない。不便なことと言えば災害が多いということくらいか。
「この国の国民で良かった」
だからこそ、現状の国勢を守りたい。
戦後、現行憲法下で培われてきた自由や国民主権・民主主義が損なわれるようなことがあれば「この国の国民で良かった」と思わなくなるかも知れない。
特に表現の自由は守りましょう。
ともあれ、助かって良かった。
昨日、ヨットで太平洋を横断しようとして遭難、救助された辛坊治郎さんの会見の言葉だ。
本人は実感として、命が助かった事に対しての素直な気持ちだったと思う。
でもこの言葉、意味深い言葉だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130621-00000124-spnannex-ent
ニュースキャスター辛坊治郎さん(57)と全盲のセーラー岩本光弘さん(46)の乗った小型ヨットが太平洋横断中に遭難した事故で、海上自衛隊の航空機に救助さ
れた2人が午後10時半ごろ、神奈川県の海自厚木基地に着き、会見を行った。
厚木基地に到着「ご迷惑をおかけしました」
辛坊さんはまず「本当にたくさんの方にご迷惑をおかけいたしました。たった二人の命を何百人で救ってくれた。本当に海上自衛隊、海上保安庁の皆様には感謝しています。4メートルの波の中を助けていただいて本当にありがとうございました」と感謝と謝罪を口にした。「気力はあるし、食料も水も1週間くらいは大丈夫という読みはあったんですけど、体温が下がって明日までもつかなという思いがありました」と状況を振り返り、「“あ、帰れる”もうその一言で。こんな言い方がいいかどうかわかりませんけど、この国の国民であって良かったなと思いました」と救助船がやってきたときの心境を声をつまらせながら告白した。
「この国の国民で良かった」事のその一。
一般市民でもヨットを持てるくらい裕福な国であること。食べることだけに一生懸命、その日を過ごすような国ではヨットを持つことなど、金持ちにしかできない。
「この国の国民で良かった」事のその二。
外国に簡単に行けること。お金さえあれば、ヨットに限らず、飛行機や豪華客船で簡単に外国へ行ける。物見遊山の旅行もできるし、冒険もできるのだ。
国によっては、国民が簡単に外国へ行くことなど、むつかしい国がある。
「この国の国民で良かった」事のその三。
人命第一。行政に限らず、多くの国民の意識には人命第一という基本的な理念が根付いている。現行憲法の成果である。国民ひとりひとりの命が大切にされることで、国体が成り立っている。
国によっては、国民の命など、国家のためということで平気で犠牲にする国がある。
「この国の国民で良かった」事のその四。
自国の救助機を太平洋の真ん中まで、何度も往復できるだけの技術と予算を持っていること。機械的な技術だけでなく、人的な技術という事も。
「この国の国民で良かった」
たしかに私もそう思う。
凶悪犯罪も少なく、戦争もない。環境はいいし、生活水準も高い。教育程度も高く、福祉も充実している。自由で何をしてもいいし、表現の自由もある。どんな仕事に就こうと本人の自由だし、情報も整理できないくらいいっぱい溢れている。食の面でも贅沢できるし、飢えることもない。不便なことと言えば災害が多いということくらいか。
「この国の国民で良かった」
だからこそ、現状の国勢を守りたい。
戦後、現行憲法下で培われてきた自由や国民主権・民主主義が損なわれるようなことがあれば「この国の国民で良かった」と思わなくなるかも知れない。
特に表現の自由は守りましょう。
ともあれ、助かって良かった。