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Channel: ガニメデス(Ganymedes)
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美少年のその後

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美少年のその後

映画の宣伝で、出演俳優がテレビのバラエティ番組に出る事がよくある。
ただ、映画の中では役になりきっているため、その存在は光っているが、テレビでインタビューを受けているときは役を離れており、素のままで出演している事が多い。
それもまースーツなんぞを来ていればなんとか様にもなろうものが、衣装には無頓着なタレントだと、その心構えに首を傾げてしまう事がある。
「まほろ・・・」に出ている松田龍平。
テレビでインタービューを受けているとき、こんなカッコだった。

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男前には違いないが、何となく胡散臭い。俳優なんだからもちっと、張りのある表情していいんじゃないかな。
この顔で公園なんかにいると絶対、不審者に見えてしまう。
この人、デビューしたときは美少年役で出ていたのに。

中学3年生の時、大島渚監督「御法度」に「前髪の惣三郎」の役でデビュー。
内容は検索して調べてもらえば解る。
その時の画像がこれ。

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この少年がはじめのドヨ~ンとした表情の中年オジさんになってしまうのかと思うと、ちょっとショックでありました。
じっくり見ると似ているところもあり、そんなに美少年でもなかったんだなーと思ったり、今でもけっこう顔立ちが崩れていないんだなーと思ったり・・・。

でもまー、少年と成人男性は根本的に違っているのだから仕方がない面もある。
女性と違って男性は第二次成長期の時点で劇的に変貌する。身体は大きくなり、骨太でゴツゴツになり、筋肉ムキムキ、全身に毛は茫茫と生え、声ははしたなく低音となる。
どんな美少年でも顔形が長くなり、頬骨が出っ張り、髭が生える。いやはや少年期というものは何にもまして貴重な時期という事があらためて実感できる。
さらに少年というものがこの世の宝であるという事がよくわかる。

そういう意味で「少年」というものは「男性」や「女性」と区別し、なおかつ同等に扱われるべきの性別ということができる。


ちなみに美少年を扱った作品として「ベニスに死す」という映画がある。主役のビョルン・アンドレセンも、大人になった姿は、見るも無残というか、ま、成人男性に少年の清廉さは期待していないが、なかなかの変貌ぶりである。

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大人になったビョルン・アンドレセン。
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ちなみに映画の原作のモデルとなった少年がいる。
ポーランドのモエス男爵という少年だ。
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モデルにされたときは11歳だったという。
う~ん、まあ、美少年なのかなー。

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ベニスに死す DEATH IN VENICE 美は滅びない




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