女の子のような男の子。

女の子のような男の子。

今さら年代を隠すつもりはないので話しますが、私が学生の頃、人気のあったアイドル歌手は花の中三トリオ。つまり、森昌子、桜田淳子、山口百惠の三人なんですが、そのうちの二人、森と山口のファンでした。ファンクラブにも入っていました。

なぜファンだったのか。もちろん男ですから、女性タレントを好きにならなければならないという気持ちというか、社会的風潮があったことはたしかです。まあ、一応女性タレントでも好きになっておこうかというくらいです。（それにしては百惠のシングルレコードはすべて持っているが）

でも今から考えれば、かずある女性タレントの中でこのふたりを好きになったのはそれなりの理由があったからです。
森はデビュー当時、丸刈りに近いくらいの髪型でした。山口は七三分けをしたボーイッシュカットでした。つまりふたりとも、中性の魅力というか、男の子みたいな感じだったのです。

その証拠にふたりとも、同性のファンが多かった。
この年代の子ですから服装によっては、男の子に見えないこともなかったのです。
自然に目が向いたのも致し方ないということです。

さて本題。あなたは女の子みたいな男の子と、男の子みたいな女の子とどちらが好きですか？

外見だけ見ればどちらも中性の魅力があって可愛らしいのですが、やはり短い髪、凛々しい顔、スマートな出で立ち、機敏な動作という点では男の子みたいな女の子のほうに目が行ってしまいます。

でも髪が長くても、優しい顔をしていても、しとやかな動作をしていても男の子はやはり男の子。それなりの魅力があるというものです。

つまり外見だけでは判断できないということでしょうか。

少年の魅力は、均整のとれた肢体は当然ですが、やはり、上昇志向のさわやかな心情にあると思います。