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Channel: ガニメデス(Ganymedes)
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金曜日は安息日。いろんな事考えてたら眠れない。「ぎふと」一考。

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金曜日は安息日。いろんな事考えてたら眠れない。「ぎふと」一考。


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さくらしめじの新曲「ぎふと」、いい曲だと盛んに持ち上げているが、少しだけ気になるところがある。
年寄りの愚痴だと思って聞いて下さい。
歌詞の中に「お母さんは毎日、誰よりも早起きして、一生懸命朝食を作ってくれている」というところがある。
まあ、それでお母さんに感謝しようというわけで曲が作られているわけだが。


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この「一生懸命」という言葉、いささかその使用法に問題がある。
私見であるが、この言葉、本来は目上の者が目下の者に使う言葉ではないだろうか。すなわち、その作業に熟知したものが、熟知していないものの仕事ぶりを評価する際の言葉ではないか。
そうでなければ、その作業の運び方、やり方などわからないものが、どうして相手の仕事ぶりを評価できよう。

つまりこの歌の場合、朝食を作ったこともない中学生の子供が、母親に対して、朝食を一生懸命作っているなんて偉そうなことは云えないのではないか。
もっとも中学生本人がそう思ったり、感じたりしたのであれば仕方がないが。
ちなみにこの歌の詩の原案はさくらしめじの二人によるものとされているから、まあ、それなら仕方がないかと納得することもできうる。

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さらにもうひとつ。ほんとうに母親って、毎日、一生懸命朝食を作っているのだろうか?
私はそんな事ないと思う。
掃除や洗濯は毎日しなくてもいいが、朝食は毎日毎日、1年365日欠かさず作り続けなければならない。それを毎回一生懸命作っていたら、身体が持たない。

ほんとうはいかにして省力化(手抜き)し、おいしいものを作るかと研究・努力しているのである。
家事全般でもそうだ。いかにして省力化、効率化を図るかを常に考えながらやっている。それが主婦だ。
朝食はおいしい、それはそれでいい。でも一生懸命やっているだけではない。省力化しつつおいしく作る方法を模索している。それが主婦だと思う。

しかし、それよりもなお、もっと大切なことがある。主婦がもっとも懸念していること。この朝食を作れない状況になったらどうしようということだ。
食事は365日欠かせない。すなわち、いかに365日継続して、食事を作り続けることができるのか。
自分が病気になったらどうしようかということだ。誰が家事をするのだろうか。誰が子供の面倒をみるのだろうか。
したがって自分がいかに病気にならないようにするには、どうすればよいか。

親はただ一生懸命朝食を作っているのではなくて、自分が病気にならないようにいかに省力化しておいしいものを作れれるか、それを考えている。その努力と熱意を知るべきだ。


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いちばんの親孝行は親に心配かけないこと。
さらに、心配は掛けてもいいから、親を悲しませないこと。

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 さくらしめじ、母の日イベント

開催日時
    2015年05月10日(日)   12:30
場所
    吉祥寺店  ヨドバシカメラ吉祥寺2Fイベントスペース

http://tower.jp/store/event/2015/05/032009



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