家族ノキモチ
親が亡くなるという事はつらいことですね。
あたりまえのことですが。
若い人にとってはより強く感じると思いますが、中高年にとってもつらいものです。
年寄りだからとか、順番だからとか、わかっているのですが、いくら年をとっていても親は親です。
私も数年前に父を亡くし、つらい思いをしましたが、その2年後に今度は母が入院。状況によっては亡くなるかも知れないと医師から言われました。父の時は高齢でしたし、長い間煩っていたため、仕方のないことと、あきらめることもできました。何よりまだ母がいてくれていたので心強かったのです。
でもその母が入院し、危ないといわれたときのショックは今でも忘れられません。いい年をした中年男が肩を落とし、毎日、毎日、ビクビクしながら見舞のため病院通いをしたものです。
私はいわゆる、核家族で育ったため、両親と兄弟だけで生活してきました。しかし、今やその家族も母ひとりだけが残っている状況です。母が死ねば私は天涯孤独になってしまうのです。ものすごく寂しい気持ちにさいなまれました。もちろん親戚はいますが、家族とはいえません。
こんな時、妻や自分の子供がいればどんなに心強かっただろうかと思いました。
今はなんとか覚悟はできていますが。さて、私の葬式は誰が出してくれるのでしょうか。いつ死んでもいように準備はしなくてはならないのですが、今はまだその気になりません。
今、介護が必要な母ですが、生きているだけで心の拠り所になってくれているのです。精神的支柱になっています。
若い頃は,小言や注意がうっとうしいとか、やかましいと思い、ひとりで生活すればどんなに快適だろうと思ったりもしました。でも親というものは死ぬまで、永遠に自分の保護者であると思う今日この頃です。
さて、テレビドラマの「家族ノカタチ」
主人公の大介の父親が自分の死期が近いことを告白しました。
今まであれだけひとり暮らしの気ままさや気楽さを味わいたいと思っていた大介が父親の死期が近くなっていることで、いよいよその寂しさを経験することになるのです。
親が生きていたからこそ、ひとり暮らしをしたいというわがままが言えたのであって、いざ親が亡くなるということになると、ひとり暮らしの楽しさが逆に寂しさに変化していくという矛盾。
このドラマ、恋愛とか結婚の話だけでなく、肉親、親子、兄弟、他人、いろいろな観点から家族ノカタチというものを検証しています。こんないいドラマがなんで視聴率が低いのだろうかと思うのです。第8話は7.6パーセントでした。裏番組にR-1とか映画の「東京家族」があったしね。
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親が亡くなるという事はつらいことですね。
あたりまえのことですが。
若い人にとってはより強く感じると思いますが、中高年にとってもつらいものです。
年寄りだからとか、順番だからとか、わかっているのですが、いくら年をとっていても親は親です。
私も数年前に父を亡くし、つらい思いをしましたが、その2年後に今度は母が入院。状況によっては亡くなるかも知れないと医師から言われました。父の時は高齢でしたし、長い間煩っていたため、仕方のないことと、あきらめることもできました。何よりまだ母がいてくれていたので心強かったのです。
でもその母が入院し、危ないといわれたときのショックは今でも忘れられません。いい年をした中年男が肩を落とし、毎日、毎日、ビクビクしながら見舞のため病院通いをしたものです。
私はいわゆる、核家族で育ったため、両親と兄弟だけで生活してきました。しかし、今やその家族も母ひとりだけが残っている状況です。母が死ねば私は天涯孤独になってしまうのです。ものすごく寂しい気持ちにさいなまれました。もちろん親戚はいますが、家族とはいえません。
こんな時、妻や自分の子供がいればどんなに心強かっただろうかと思いました。
今はなんとか覚悟はできていますが。さて、私の葬式は誰が出してくれるのでしょうか。いつ死んでもいように準備はしなくてはならないのですが、今はまだその気になりません。
今、介護が必要な母ですが、生きているだけで心の拠り所になってくれているのです。精神的支柱になっています。
若い頃は,小言や注意がうっとうしいとか、やかましいと思い、ひとりで生活すればどんなに快適だろうと思ったりもしました。でも親というものは死ぬまで、永遠に自分の保護者であると思う今日この頃です。
さて、テレビドラマの「家族ノカタチ」
主人公の大介の父親が自分の死期が近いことを告白しました。
今まであれだけひとり暮らしの気ままさや気楽さを味わいたいと思っていた大介が父親の死期が近くなっていることで、いよいよその寂しさを経験することになるのです。
親が生きていたからこそ、ひとり暮らしをしたいというわがままが言えたのであって、いざ親が亡くなるということになると、ひとり暮らしの楽しさが逆に寂しさに変化していくという矛盾。
このドラマ、恋愛とか結婚の話だけでなく、肉親、親子、兄弟、他人、いろいろな観点から家族ノカタチというものを検証しています。こんないいドラマがなんで視聴率が低いのだろうかと思うのです。第8話は7.6パーセントでした。裏番組にR-1とか映画の「東京家族」があったしね。
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さくらしめじ CBCラジオ「うしみつドキドキ」2016.3.7