母の靴
先日、靴を買った。合成皮革のものだが。
というのも、10年以上履いていた靴のかかと部分が見事に破壊。
靴修理屋さんに持っていくと、修理するより買い換えた方が安いと言われた。何せこれも合成皮革だったから。
自分でかかとを買ってきて修理しようとも思ったが、よく見ると、つま先や甲の部分も痛んでいるのでついに買い換えることにした。
そうやって玄関で座り込み、自分の靴の整理のことばかり考えていると、ふと、玄関の片隅に並んでいる母の靴に目がいった。
もうすぐ一周忌だから一年近く、そこに置いたままだ。
厳密に言うと、介護が必要な状態になり、足が腫れた状態なってからは、外出する時はサンダルやスリッパを履いていたから、目の前にある、ハイヒールやブーツはもう5年以上履かずにそこに置いてあることになる。いわば放置状態。時折、蜘蛛の巣が張ったりしていた。
さてこれをどうするか。
捨てるには忍びない。まだ履こうと思えばはけるし、さりとて廃棄処分にしてもおかしくない状態。誰かはいてくれないかと思っても、サイズが小さいので小学生くらいしかはけないだろう。
よくテレビで断捨離業者の番組をやっているが、あれは他人のものだから遠慮なく捨てられるんだろうね。
お寺の住職が言っていた。
亡くなった人が使っていた物や、お墓、仏壇というものは単なる「物」であって、亡くなった人そのものではない。家族の、亡くなった人を想う心が遺品やお墓をたいせつにするのだ。
つまり「私」という家族がいるからこそ、その物からの家族の思い出を引き出させる。
ということは私がいなくなったら、やっぱりただのゴミに戻ってしまう。
いや、物だけの話しでなく、その人の事を知らない人ばかりになったら、その人自身のことも忘れ去られてしまうことになる。
ま、覚えててもらったところでどういう事ないわけだが・・
先日、断捨離を断行。三足のうちいちばん新しいものを破棄。ハイヒールとブーツは蜘蛛の巣を払って、靴箱に再収納。
**********************************さくらしめじ「スタートダッシュ」Music Video
明日5月7日、未来和樹君のライブに行きます。熊本まで。
先日、靴を買った。合成皮革のものだが。
というのも、10年以上履いていた靴のかかと部分が見事に破壊。
靴修理屋さんに持っていくと、修理するより買い換えた方が安いと言われた。何せこれも合成皮革だったから。
自分でかかとを買ってきて修理しようとも思ったが、よく見ると、つま先や甲の部分も痛んでいるのでついに買い換えることにした。
そうやって玄関で座り込み、自分の靴の整理のことばかり考えていると、ふと、玄関の片隅に並んでいる母の靴に目がいった。
もうすぐ一周忌だから一年近く、そこに置いたままだ。
厳密に言うと、介護が必要な状態になり、足が腫れた状態なってからは、外出する時はサンダルやスリッパを履いていたから、目の前にある、ハイヒールやブーツはもう5年以上履かずにそこに置いてあることになる。いわば放置状態。時折、蜘蛛の巣が張ったりしていた。
さてこれをどうするか。
捨てるには忍びない。まだ履こうと思えばはけるし、さりとて廃棄処分にしてもおかしくない状態。誰かはいてくれないかと思っても、サイズが小さいので小学生くらいしかはけないだろう。
よくテレビで断捨離業者の番組をやっているが、あれは他人のものだから遠慮なく捨てられるんだろうね。
お寺の住職が言っていた。
亡くなった人が使っていた物や、お墓、仏壇というものは単なる「物」であって、亡くなった人そのものではない。家族の、亡くなった人を想う心が遺品やお墓をたいせつにするのだ。
つまり「私」という家族がいるからこそ、その物からの家族の思い出を引き出させる。
ということは私がいなくなったら、やっぱりただのゴミに戻ってしまう。
いや、物だけの話しでなく、その人の事を知らない人ばかりになったら、その人自身のことも忘れ去られてしまうことになる。
ま、覚えててもらったところでどういう事ないわけだが・・
先日、断捨離を断行。三足のうちいちばん新しいものを破棄。ハイヒールとブーツは蜘蛛の巣を払って、靴箱に再収納。
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明日5月7日、未来和樹君のライブに行きます。熊本まで。