シルエットがたまらない 50 働く少年
春4月、たくさんの新入生や新社会人が生まれる季節。
今までとは違った世界で勉学に励んだり、働いたりするわけだ。
希望や夢もある反面、不安で胸いっぱいのこの時期だと思う。
特に新社会人は、今までの生活とはまったく180度反対の世界に飛び込むわけだ。
学生の時はお客さんとして、胸を張ってお金を使っていた立場が、一転して、頭を下げて、お金を頂く立場となる。それも社会人としては最下層の立場に立たされての話である。働いてお金を儲けるという事がいかにたいへんか。身につまされる時期だ。
いやいや私は学生時代からアルバイトをしていましたから、お金儲けの苦労はよく知っています、という人もいるかも知れない。
でも学生時代のアルバイトはしょせん学生のアルバイト。
企業としてはしょせんお手伝いである。
私が学生の頃、アルバイトしていた百貨店の上司が言っていた事を思い出す。「アルバイト学生は、卒業して、社会人になれば立派なうちの顧客になり得る人たちだ。アルバイトとして雇っているとき、いやな思いをさせたら、将来の顧客を減らす事になる。」
アルバイト学生は所詮お客様の卵なのだ。賢い企業ほど、大事に扱っているはずだ。
何か獲れただろうか。
何事もコツコツと、小さな事からやっていく事が大切。
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帰りたい帰れない 加藤登紀子
春4月、たくさんの新入生や新社会人が生まれる季節。
今までとは違った世界で勉学に励んだり、働いたりするわけだ。
希望や夢もある反面、不安で胸いっぱいのこの時期だと思う。
特に新社会人は、今までの生活とはまったく180度反対の世界に飛び込むわけだ。
学生の時はお客さんとして、胸を張ってお金を使っていた立場が、一転して、頭を下げて、お金を頂く立場となる。それも社会人としては最下層の立場に立たされての話である。働いてお金を儲けるという事がいかにたいへんか。身につまされる時期だ。
いやいや私は学生時代からアルバイトをしていましたから、お金儲けの苦労はよく知っています、という人もいるかも知れない。
でも学生時代のアルバイトはしょせん学生のアルバイト。
企業としてはしょせんお手伝いである。
私が学生の頃、アルバイトしていた百貨店の上司が言っていた事を思い出す。「アルバイト学生は、卒業して、社会人になれば立派なうちの顧客になり得る人たちだ。アルバイトとして雇っているとき、いやな思いをさせたら、将来の顧客を減らす事になる。」
アルバイト学生は所詮お客様の卵なのだ。賢い企業ほど、大事に扱っているはずだ。
何か獲れただろうか。
何事もコツコツと、小さな事からやっていく事が大切。
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帰りたい帰れない 加藤登紀子